宮崎県の酒蔵巡り【県南編】

環境と人に配慮し新たな挑戦を
創業190余年、7代目当主の渡邊眞一郎さんが守る焼酎蔵。全工程を甕壺で行う伝承の「大甕仕込み」は、一甕約800ℓという現代では希少な少量仕込みで味わいを追求しています。さらに子会社の農園で、農薬不使用・有機肥料で栽培した芋や米などを原料にしたオーガニック商品も。

○住所　日南市平野4299
○電話　0987-22-2002

【おすすめの銘柄】
甕雫 （芋 20度）
かね京かんろ （芋 20度、25度） 
京屋 雫ル （芋 20度）

豊かな自然と歴史が育む伝統の味
創業時から一次、二次ともに「甕壺仕込み」で、もろみの自然な発育を促進。飫肥杉の木桶で旬の国産芋を蒸し、うま味を存分に引き出す。さらに減圧蒸留により、口当たり、風味とも絶妙なマイルドな味わいを実現。全工程を手作業・手運びで、心を込めて品質管理を行う昔ながらの蔵。

○住所　日南市大字隈谷甲1192
○電話　0987-27-0271
　
【おすすめの銘柄】
黒麹平蔵 （芋 25度）
平蔵紅芋 （芋 25度） 
平蔵ゴールド （樫樽熟成）（麦 40度）

「しみじみと心にかよう 八重桜」
土蔵造りの醸造蔵と麹室で麹蓋を使用し、甕仕込みの甕貯蔵で全てを手づくりする県内唯一の蔵元。大らかな大堂津の気候と風土が醸す焼酎は、食事によく合い「酔ってウットリ醒めてスッキリ」の銘酒揃い。国の有形文化財に登録された歴史ある母屋や蔵とともに、五感でご堪能あれ。

○住所　日南市大堂津４-10-１
○電話　0987-27-0005

【おすすめの銘柄】
八重桜 いも （芋 25度）
ひとり歩き （芋 25度） 
一壷春 （芋 25度）

飫肥城下町で愛され続ける老舗蔵
九州の小京都として人気の飫肥城下町を流れる酒谷川沿いに、江戸時代末期に創業。以来100年以上にわたり地元に愛され続ける焼酎蔵。昔ながらの建物では、土地の特製を活かしつつ、歴代杜氏より受け継ぐ伝統と最新技術の調和から生み出す、温故知新の味わい深い焼酎づくりが魅力です。

○住所　日南市今町2-1-16
○電話　0987-25-1746

【おすすめの銘柄】
松の露 （芋 20度、25度）
匠蔵 （芋 20度、25度） 
黒麹仕込み 松の露 （芋 20度、25度）

オリジナルのブレンド焼酎作りを
森林セラピー基地にも登録された猪八重渓谷の美しく清らかな伏流水を使用。約5500個という全国でも最多級の甕で長期貯蔵と熟成を実現し、国内外でも高評価の焼酎を製造する。隣接する体験型ミニブルワリー「焼酎道場」では、見学や試飲、オリジナルのブレンド焼酎作りも可能。

○住所　日南市北郷町郷之原甲888
○電話　0987-55-4134

【おすすめの銘柄】
焼酎道場 シルクスイート仕込 （芋 25度） 
無月 匠 （芋 37度）
赤魔王 （芋 25度）

粋を極めた匠の技で世界一を獲得
飫肥城下町で創業し、良質な水を求めて現在の北郷町に移転。120余年にわたって受け継がれる匠の技に、新たな息吹を注ぎ誕生する個性豊かな焼酎の数々。味、ネーミング、パッケージとすべてにこだわり抜いた斬新な銘柄は、国内はもとより海外からも高い評価を得て最高賞を受賞。

○住所　日南市北郷町大藤甲898-8
○電話　0987-21-7717

【おすすめの銘柄】
まだこ （芋 30度）
献上銀滴 （芋 20度、25度） 
あくのくろぶか （麦 28度）

名水と日本初の減圧蒸留で醸造
130年にわたり地域に根ざした酒造りを続けています。南九州の大自然の恵みを受けて育ったさつま芋をはじめとするこだわりの原料を、蔵内に湧き出す名水で仕込んでいます。昭和58年には業界初の「減圧蒸留100％の芋焼酎」を導入。さっぱりしていて甘みのある焼酎「爽 飫肥杉」は蔵を代表する名酒。

○住所　日南市南郷町榎原甲1326
○電話　0987-68-1055

【おすすめの銘柄】
爽 飫肥杉 （芋 20度）
飫肥杉原酒 （芋 38度） 
孤独な天使 （やし 36度）

芋・水・麹・蔵人・時が醸す味
それぞれ100年以上の歴史を持つ串間市内の５つの蔵元が協同し、県内初の協業組合として発足。赤芋や白芋を中心とした本格芋焼酎や、厳選した大麦を主原料にした本格麦焼酎、こだわり焼酎を醸造。仕込み水には自噴する自然湧水を使用し、最新の管理の行き届いた製法で品質第一の焼酎を精製。

○住所　串間市大字北方1295
○電話　0987-72-5611

【おすすめの銘柄】
ひむか寿 赤芋仕込み （芋 20度）
百薬の長 （麦 25度） 
甕ん中 （芋 25度）